個人事業主になって活用する控除
サラリーマンのまま事業を立ち上げて資産形成するシリーズ④でラストになります♬
前回までのシリーズを読んでいない方は
こちらの記事から読んでくださいね。
⇒その②
⇒その③
サラリーマンを続けながら副業で起業して個人事業主になると
あなたが利用できる経費は以下のものがあります。
- 地代家賃
- 水道光熱費
- 消耗品費
- 接待交際費
- 通信費
- 広告宣伝費
- 旅費交通費
- 専従者給与
- 租税公課
- 荷造運賃
- 損害保険料
- 修繕費
- 減価償却費
- 福利厚生費
- 給与賃金
- 外注工賃
- 利子割引料
- 貸倒金
- 雑費
サラリーマンのままでは使えなかった経費が、
個人事業主となればしっかりと経費として申告できます。
その分だけ、課税所得から差し引けるので、あなたにかかる税金は安くなってきます。
しかし、これだけの控除枠がありますが、認められる経費はあなたのビジネスに関係するものに限ります。
もしもパソコンを購入して、ゲームだけをしていたら経費にはなりません。
ですが、仕事に関する情報の検索に使えば、立派な経費となるわけです。
使い方をビジネスと上手く関連づけられれば、経費として認められるということです。
次はわかりずらい経費の内容を解説していきます。
家賃や車両代を経費にする
もしも、あなたが自宅をビジネスの作業場にするのなら、
毎月かかる家賃の一部を経費として落とすことができます。
それが「地代家賃」という控除枠です。
今までただ家賃を払っていただけの「居住スペース」が、
自宅を作業場にすることで「ビジネスに必要な場所代の経費」となるわけです。
全額経費とはいきませんが、住居スペースと作業場の面積の割合などから出すことができます。
半分を作業スペースとしてみなすのであれば、家賃の半額が経費となります。
さらに家賃だけではなく、その時に使う水道光熱費も、ちゃんと経費として認められています。
自宅での作業にはインターネットを使う人が大半です。
その場合もネット回線なども通信費として経費となります。
もしも車を持っているなら、ビジネスと関連させることで車にかかる費用も経費となります。
車両取得代やガソリン代、自動車税もビジネスの関連の割合に応じて経費にできます。
どのくらい経費として認められる?
経費として落とす割合ですが、これは「常識の範囲内」という
けっこう曖昧なものです笑
たとえば私は買い出しのために、ほぼ毎日、車を使います。
さらに車の後ろに仕事道具を積んでいますので、
車を事業用として使っている割合は高いとみなしています。
休日は家族を乗せてドライブしたりとプライベートでも車を使います。
税理士さんに相談したところ、私の場合はガソリン代の6~8割を経費としています。
そして、それを社内規定として明記しておけば、税理士さんは納得してくれます。
沖縄は車社会なので、車両費が経費で落ちるのはとても助かります♬
ちゃんと仕事として使ったのであれば、そこはしっかりと経費として落とさないとダメです。
経費の割合は、ある程度の常識の範囲であなたが設定して問題ありません。
ですが、住居目的で借りた住宅の家賃の100%を経費にするのは危ないです。
作業時間や作業スペースと住居スペースの割合を考慮して、税務署に納得してもらえる範囲で設定してくださいね。
副業で赤字をだした時の対処法
サラリーマンのまま事業を起こしたら、税引き前の収入に経費を落とせるので
税金を抑えられると解説してきました。
ですが、その事業が赤字になってしまったらどうしましょう?
というより、ほとんどの事業が最初は赤字となります。
その場合は、サラリーマンのあなたは、給与所得から赤字分を差し引きましょう。
そうすることで納める税金を減らすことが可能です。
サラリーマンのまま事業を起こすと2つの収入が発生します。
- サラリーマンの給与所得
- 事業所得
この2つの合算があなたの収入となります。
なので、事業所得が赤字であれば
サラリーマンの給与所得から相殺することが可能なのです♪
確定申告は簡単な白色で
確定申告は自分でやりましょう。
会社の経理に「自分でやりたい」と言えばOKです。
あなたの収入はサラリーマンとしての給与収入と副業での事業収入があります。
最初の確定申告は簡単な「白色申告」で十分です。
自分で確定申告をすることで、お金の流れや税の仕組みの理解が一気に進みます。
1度はやってみないとわかりません。
白色申告は手軽にできますし、申請する必要もありません。
あなたが事業を始めた時から個人事業主となります。
個人事業主となったら忘れていけないのが「領収書」です。
「これは経費だな」と思ったら、必ず領収書をもらいストックしていきましょう。
領収書は経費としての証拠です。
必ず毎回忘れずにもらいましょう♪
まとめ
サラリーマンがお金を守って資産形成をするシリーズを4つに分けて解説してきました。
今はネットがあれば自分で稼げるし、終身雇用なんて過去のもの。
自分の身は自分で守るために、税金やお金を守る知識やスキルが大事です。
サラリーマンをしながら個人事業主となり、お金をコントロール術を解説しました。
個人事業主となり、納税だけでなく、人生の選択肢を増やせるわけです。
サラリーマンを辞めるのが怖いという方は
ぜひサラリーマンを続けながら個人事業主になる方法を考えてみてくださいね♪
ではまた♬
⇒その②
⇒その③